9/14(土)&9/15(日)は、“せともの”が生まれた、愛知県瀬戸市の陶器市「せともの祭」。このお祭りは、なんと戦前の1932(昭和7)年から続いています。
そのはじまりは、陶器でのやきもの生産が主流だった瀬戸において、九州へ修行へ行き、磁器製造技術を飛躍的に上げた、磁祖・加藤民吉翁の遺徳をたたえる産業祭として。
それが、現在では、毎年、数十万人の人出でにぎわい、全国でも最大の規模の陶器市となっています。瀬戸の街にもっとも人があふれます。今年は瀬戸をはじめ、全国から約200店舗の出店者さんが参加されます。
そんな民吉さんの功績があってこそ、瀬戸にもたらされたものが、こうした磁器の器。伝統的工芸品の瀬戸染付焼のうつわをつくる「眞窯」さんは、川沿いに用意される「青の広場」に登場されます。毎年ファンが殺到されていますよ。
※民吉さんとは何者? 詳しくはこちらの記事へ。
※民吉さんのご子孫も登場される神事とは? はこちらから。
出店者一覧です!
会場は名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅出てすぐ、500m圏内程度がおおまかな会場です。瀬戸焼の窯元さんを探すなら、駅前にある円柱の建物「パルティせと」裏側のバス停があるエリアへ。
瀬戸川沿いは、組合に加盟はされていない瀬戸のツクリテさんをはじめ、全国から参加される窯元や陶芸家たちが出店されています。お目当ての方がいらっしゃる場合は、ぜひこのマップを確認して出発してくださいませ。
ヒトツチでのお取り扱いの窯元さんも多数登場!
今年は「セラミックジャパン」さんが登場されています。珍しいのでは。個性が強めな商品などをお祭り価格で販売もあるようで、大注目!
「双寿園」さん。新作の猫柄の器も登場するそうですよ。
瀬戸川沿いに「M.M.Yoshihashi」さん。新作のてるてる坊主の花瓶が気になっています。
10/5(土)に発売予定の名古屋城公式土産をつくっていただいた「喜多窯 霞仙」さんも、登場! 瀬戸川沿いです。
お目当ての方がいらっしゃったら、ぜひ先に場所を確認してお出かけくださいね。人がかなり多いですので、かなり迷子になります。
個人的な注目は「作家モノヒロバ」
マップではめちゃくちゃ小さく、一番端に位置する「作家モノヒロバ」。
ですが、参加される方は充実しております。こちらは、瀬戸市の「ギャラリー太陽」さんが仕切っている若い作家さんたちが登場するエリアです。
今年は5年ぶりに、陶芸家の村井大介さん&陽子さん夫婦が参加されます!
「翠窯」を卒業して、独立された「fuji pottery」の芦川能晃さんも気になります。ほかにも、瀬戸切子の佐口 学さん、「作助窯」さんで働かれている河合里奈さんなどなど。
姉妹店「ますきち」では、おやすみ処として、11時半〜21時まで、カフェ営業します! せと銀座通り商店街から徒歩2分です。 スパイスカレー「SOWA CURRY」さんや粘土メーカーの「中部電磁器」さんもゲストでご登場されます!
詳細はこちらからどうぞ!
ますきちへは「ギャラリーもゆ」さんの角を曲がって、直進してください。なお、もゆさんにヒトツチでお取り扱いさせていただいている、練り込み作家の佐藤愛子さんが在廊されていらっしゃいますよ。
駅周辺の会場は、やきものの買い手、売り手たち戦場で、商店街は流れるプール状態。ヒートアップしておりますので、喧騒を逃れたくなったら、ぜひ休みにきてくださいね。お庭の席と、クーラーの効いた和室をご用意しています。
「ツクリテセンター」敷地。新世紀工芸館研修生エリア
「新世紀工芸館」には、いつもすてきな陶芸やガラス作家さんが研修生として活動されているので、注目しています。今年も、どんな方がいらっしゃるのか楽しみです。今年も参加されている、おすすめのおふたりです。
ガラス作家の中村真那さん。生き物のような、独特のかたちがとってもかわいいです。
陶器でロボをつくる、森正響一さん! お好きな方はズキュンかと。
「ヒトツチ」では郷土玩具festivalを開催
店頭では「郷土玩具festival」を開催しています。
スペシャルゲストに、瀬戸の間伐材で手彫りする「SETO TOTEMPOLE」さんが登場します! 今回は、どんなトーテムポールを持ってきていただけるのか。“金”の限定トーテムが出るとの噂なので、お楽しみに。
さらに、ヒトツチスタッフもハイカラでなんとも愛らしい郷土玩具ブランド「玩具工房」を店頭でどどーんと販売! 日常に癒しやほっこりを取り込んでみてはいかがでしょう?
営業時間は、9時から17時頃の予定です。おそらくちょっと延長すると思います。どうぞ、よろしくお願いします!
「ヒトツチ」から徒歩5分ほどには、陶芸家の深田 涼さんが工房で展示販売しています。ものすごく立地が良いです。釉薬のマジシャンによる、色の旅に出かけてください。
産地らしさを体感。「瀬戸本業窯」による年に一度の蔵出市
「瀬戸本業窯」さんでは、年に一度「せともの祭」蔵出し市を開催されます。末広町商店街から徒歩15分ほどです。作家活動もされているお弟子さんたちもいらっしゃると思いますので、器とツクリテのみなさんに注目してくださいね!
さらに、この日は「喫茶NISSIN」の4代目店主・りかちゃんが登場。
また、敷地内の窯横カフェお披露目の日でもあります。これまで、定光寺近くで滝があるカフェとして有名だった「薬膳茶Soybeanflour」さんが、こちらに移転されました。ぜひお披露目を目撃してくださいませ。
※めぐり方の参考までに、昨年の記事もどうぞ!
駐車場お探しの方はこちらです
駐車場は少なく、会場周辺からは少し離れるところに多い印象です。
P2、P3が、皆さんの狙っている駐車場と予想され、去年もあっという間に満車で、引き返すこともできず、ただ待っている車を目撃しました。P1は以外とよいかもです。
そのほかの駐車場は、1kmほど歩くので、ご注意くださいね!
私はヒトツチで待っておりま〜す。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいませ。