瀬戸は1000年以上もやきものをつくり続ける、世界でも珍しい産地です。「日本六古窯」のひとつにも数えられ、文化庁の「日本遺産」にも指定されています。そんな愛知県瀬戸市で、2025年に開催される、産地らしいイベントスケジュールをお届けします!
4/12(土)&4/13(日)「水野窯めぐり」


瀬戸市のなかでも田畑が広がり、里山風景が残る水野地区。こちらのエリアでは、年に2回窯元が工房を開放する「水野窯めぐり」が開催されています。
今回、訪れることができる窯元は「水峰窯」「繁陶窯」、「椿窯」、「曽根窯」、「葉月窯」の5軒。総合案内所に「交通公園東グランド(せとクルランド)」が用意されています。
受付の方に相談すると、なんと希望の窯元まで送り迎えしてくださるそうです。地域のみなさんのご好意で運営されているので、多くは求めないでくださいネ!
なお、窯元さんにそれぞれ駐車場はあるそうです。もしお車で行かれる場合は、数が限りはあるので、ご様子見ながら訪れてみてください。
水野窯めぐり
[会期]4/12(土)&4/13(日)
[時間]9:00〜16:00
[会場]水野エリア周辺
※総合案内所「交通公園東口グランド(せとクルランド)」(瀬戸市上松山町2-466)
[アクセス]総合案内所まで水野駅、中水野駅からおよそ2.5km
4/19(土)& 4/20(日)Land of Pottery -瀬戸体感陶器市2025


瀬戸市内のやきもの関係者が運営する、今年で第4回を迎える陶器市です。やきものや道具などの販売はもちろんのこと、どうやってものづくりされているのか? などが“体感”できる企画も、各出店者たちが用意してくれています。瀬戸のやきもの業界の今を感じてください!
【参加者:やきもの】
aito製作所 、antonovamariko 、阿部未来 、梅村商店 、株式会社恵那シルク 、m.m.d. 、景陶赤津陶芸 、梶田絵具店 、加藤徳美 、カネ三商店 、喜多窯 霞仙 、クラフト工房Lazuli 、高松園磁器 、眞窯 、S U I Y O 、聖新陶芸株式会社 、瀬戸焼 椿窯 、双寿園 、樽田 裕史 、fuji pottery 、pottery木[ki] 、(資)村上金物店 、Yummy Life Design Store by M .M.Yoshihashi
【参加者:Food&Drink】
andtoday082 、UnknownCoffee 、おかんのきっちん 、チッキンてりトリィ 、TERRACOTTA BAGEL 、meguru diverse dining 、薬膳茶SoybeanFlour & rice flower
Land of Pottery -瀬戸体感陶器市2025
[会期]4/19日(土)〜4/20(日)
[時間]10:00〜16:00
[会場]旧瀬戸市立深川小学校校舎(愛知県瀬戸市宮脇町53)
[アクセス]尾張瀬戸駅より徒歩で約10分
[入場料]無料
4/19(土)、4/20(日)第64回 せと陶祖まつり
瀬戸市の陶祖・藤四郎(加藤四郎や左衛門景正)の遺徳を偲ぶお祭りとして、1962年にはじまりました。HPを見ると、イベントの大渋滞になっております(笑)。
個人的な見どころは、陶祖公園六角堂に僧侶が一堂に集り、お経を一斉に読んでいく姿が圧巻の「陶祖供養」。19日(土)午前11時15分〜11時45分から開催されます。
やきもの好きにイチオシは、青の広場で開催される「瀬戸の若手作家市2025」。瀬戸にゆかりのある若手作家による陶磁器、ガラス作品の展示販売が行われます。注目の作家さんがたくさんいらっしゃる印象で、ぜひ訪れてみてください!
[参加する陶芸&ガラス作家]
今井八重、今川慶祐、鵜飼菜月、唐みやこ・松木那莉子、河合里奈、木曽歩美、工房楷 佐藤愛子、澤村光李、高橋つぐみ、武弓真美、寺元詩織、はまぐり窯 大森尚喜、中山なつき、山川風香、八七ツユキ、吉田庄吾、atelier notari、indigo風design、Sugawara 信ko、haruharu、瀬戸切子 左口学、中井亜矢
第64回 せと陶祖まつり
[会期]4/19日(土)〜4/20(日)
[時間]10時~17時 ※会場によって異なります。
[会場]尾張瀬戸駅周辺
5/10(土)、5/11(日)赤津窯の里めぐり



やきものの街・愛知県瀬戸市のなかでも、多くのやきもの関係者が集まる赤津地区。目に飛び込んでくる多くが窯元や問屋で、“窯の里”といった景色が色濃く残っています。そんな赤津地区では、毎年2回工房を開放する「赤津窯の里めぐり」が開催されています。
歴史ある伝統の窯元から、新しくやってきた陶芸家やアーティストまで、幅広く活動している層の厚さが魅力です。参加工房も20軒以上ありますので、散策をお楽しみください!
[参加工房]
「赤津窯の里めぐり」のホームページに登場されている窯元、陶芸家、アーティスト、24軒のみなさんがご参加予定です。ぜひチェックしてみてくださいませ!
赤津窯の里めぐり
[会期]5/10(土)、5/11(日)
[時間]9:00〜16:00
[会場]愛知県瀬戸市赤津町周辺
[アクセス]名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅下車。名鉄バス 3番乗り場から赤津行きに乗り、大松下車。(所用時間 約8分)※時刻表はこちらからどうぞ。名鉄バスHP
[駐車場]「長曽元窯 三陶」(30台)。※もしくは各窯元指定の駐車場にお停めください。
5/10(土)、5/11(日)しなの工房めぐり


山あいの品野エリアで開催される「しなの工房めぐり」。やきものの窯元をはじめとする12軒が参加予定です。1軒ずつは少し離れていますので、お目当ての先を決めてから訪れることをおすすめします!
[参加工房]
夢工房 柴田隆製陶所 、エム・エム・ヨシハシ、水義製陶所 、瀬戸切子 、山田工芸、染付窯屋 眞窯 、スモークログハウス天佑 、岩月竹光陶房、初平窯、竹堂園 、しなまる、カネ三商店
[会期]5/10(土)、5/11(日)
[時間]9:00〜16:00
[会場]品野エリア周辺
[アクセス]
バスの場合:名鉄バス「瀬戸駅前バス停」3番のりばから名鉄バス"しなのバスセンター行き"もしくは"上品野行き"に乗車。
各工房の最寄りのバス停↓↓↓
【品野馬場】竹堂園
【品野坂上】初平窯
【品野火の見下】夢工房、水義製陶所、エムエムヨシハシ
【品野本町】岩月竹光陶房、スモークログハウス天佑
【しなのバスセンター】眞窯、山田工芸、瀬戸切子、しなまる、カネ三商店
※時刻表はこちらからどうぞ。名鉄バスHP
お車の場合:各工房に数台の駐車場があります。
※駐車台数に限りあり。「道の駅瀬戸しなの」に駐車して、のんびりと歩いてめぐるのもおすすめです。
9/13(土)、9/14(日)第95回 せともの祭

瀬戸がもっとも賑わう、全国でも有数の陶器市です。このお祭は、陶器でのやきもの生産が主流だった瀬戸において、九州へ修行へ行き、磁器製造技術を飛躍的に上げた、磁祖・加藤民吉翁の遺徳をたたえる産業祭として、戦前の1932年にはじまりました。
尾張瀬戸駅を降りて目の前に流れる、瀬戸川沿いには約200店舗のやきもの関係の出店者が並びます。瀬戸市内の窯元はもちろん、お隣の美濃焼方面や全国各地から参加者がやってきます!
例年、参加者の発表は開催直前ですので、近くなりましたら、またお知らせしますね。
第95回 せともの祭
[会期]9/13(土)、9/14(日)
[会場]尾張瀬戸駅周辺
9/13(土)〜11/30(日)国際芸術祭「あいち2025」
愛知県で開催される、国内最大規模の国際芸術祭「あいち2025」。今回は名古屋・栄駅からすぐの「愛知芸術文化センター」ほか、瀬戸市の「愛知県陶磁美術館」や「瀬戸市のまちなか」も会場となります。
植村宏木《うぶすなのこえ》地域展開事業 展示風景 2024年
後藤あこ《細い目》地域展開事業 展示風景 2024年
去年開催されたプレ事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」では、瀬戸市内の「無風庵」や「瀬戸市新世紀工芸館」といった市の施設のほか、駅前の「古民家レンタルスペース梅村商店」や末広町商店街にある「松千代館」といった民間施設も利用されていました。9月の開幕が楽しみです!
この芸術祭の日程に合わせて、市内で続々とイベントが出てきそうな予感ですので、開催が迫ってきましたら、そちらの情報収集をして、また改めてご紹介したいと思います。
国際芸術祭「あいち2025」
[会期]2025年9月13日(土)~11月30日(日)[79日間]
[会場]愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか
[主催]国際芸術祭「あいち」組織委員会
[テ ー マ]A Time Between Ashes and Roses/灰と薔薇のあいまに
[芸術監督]フール・アル・カシミ(Hoor Al Qasimi)<シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター/国際ビエンナーレ協会会長>
11/8(土)、11/9(日)ゆるり秋の窯めぐり
毎年11月には、「水野窯めぐり」「赤津窯の里めぐり」「しなの工房めぐり」が同時開催され、瀬戸市内の水野、赤津、品野地区の窯元が、同日に工房開放を開催します!
1日ではとても回りきれないほどですので、ぜひお目当ての窯元を事前にリサーチして、お出かけくださいませ。
ゆるり秋の窯めぐり
[会期]11/8(土)、11/9(日)
[時間]9:00〜16:00
[会場]水野エリア、赤津エリア、品野エリア周辺