陶都・瀬戸の風景を届けるお土産品
千年以上やきものをつくり続けている産地、愛知県瀬戸市。そんな陶都・瀬戸の風景をクッキーにした、ヒトツチオリジナルお土産品です。
大箱はひと箱に個包装が4袋入り。
味は抹茶の米粉サブレ、ココナッツのメレンゲクッキー、オレンジピール入りのクッキー3種類です。
瀬戸だけで見られる風景“窯垣”とは?
「窯垣」とは、かつて登り窯で使われていた窯道具を積み上げて、作られた石垣のようなものです。瀬戸ではかつて登り窯で大量にやきものを焼いていました。写真は、「瀬戸本業窯」さんが工房を改装し、つくった「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム[瀬戸民藝館]」に残る登り窯です。登り窯は山の斜面につくられ、写真のように穴が空いた焼成室といわれるお部屋があり、ぎゅうぎゅうに商品になるやきものを詰めて、焼き上げます。
登り窯で使う、窯道具とは?
そのときに、よりたくさん詰めるために窯道具と言われる、やきものを焼くための台(タナイタ)や柱(ツク)、積んで倒れないようにするカバー(エンゴロ)が使われます。
タナイタ(棚板)
ツク(柱)
エンゴロ(カバー)
中をのぞくとこのような感じになっています。窯道具は、登り窯の中で何度も使われるので、すこしずつ弱っていき、ヒビが入ったり、割れたりすると役目を終えます。けれども、やきものは1300度で焼いても、燃えません。つまり、役目を終えたあとは、産業廃棄物になってしまうのです。そこで、当時の職人たちによって、これを有効活用しようと窯垣にしたのです。
役目を終えた窯道具が窯垣へ
幾何学模様のアートのよう。すごく雑に積んで風化しているものもあれば、とても美しく積み上げられているものもあり、そこもおもしろさのひとつです。これだけの量の窯垣があったということは、信じられないほどの数のやきものが、世の中に出ていったということ。そして、それをつくる職人たちは、一体どれだけいたのでしょう? 今はとても静かな小径ですが、当時の様子を想像すると、わくわくします。
明治時代から続く洋菓子店「patisserie EISENDO」とのコラボ
「patisserie EISENDO 瀬戸店」さんは、明治時代に和菓子屋「栄泉堂」さんとして出発し、柏餅やお赤飯をつくる和菓子店として誕生しました。
3代目が瀬戸市内の和菓子店と洋菓子店の両方で修業し、洋菓子も販売されるように。さらに現在の4代目オーナーが洋菓子の道へと進んだことで、洋菓子専門店になりました。2019年に現在の場所へと移転し、お菓子の城のような佇まいになりました。
店内には常時40種類以上の生菓子が並び、いつも人で賑わっています。地元で多くの人に瀬戸の手土産として親しまれる「品野ロール」は、1日800本も売れたこともある人気商品で、15年以上に渡って売れ続けています。
3種類の味も食感も違うクッキー
[店主の伊藤笑美子さんより]
「エンゴロは、米粉を使っていまして、しっとりしています。抹茶はすごく濃厚というよりは、ほろ苦で食べやすく。ツクはメレンゲにココナッツファインを入れて、低温で焼いて仕上げました。タナイタは、ちょっと硬めで、オレンジピールを刻んで、刻んで、入れています。食感がそれぞれ違うので、味と楽しんでいただけるんじゃないかなと思います!」
「ヒトツチ」代表・南 慎太郎からのコメント
「ヒトツチでは、やきものの産地・瀬戸の風景を伝えるお土産プロジェクトを進めていまして、半年以上の月日をかけて、ついに完成しました。観光の方にはお土産として、まちの方にはちょっとしたお手土産にしてもらえたら嬉しいです」
[商品情報]
名称:焼菓子(窯垣の小径クッキー)
原材料名:小麦粉(国内製造)、バター、砂糖、鶏卵、米粉、ココナッツ、オレンジ砂糖漬、抹茶、メレンゲ、オレンジ果汁、塩 / 香料(バニラペースト)、(一部に小麦、卵、乳成分、オレンジ、ココナッツを含む)
内容量:4袋
賞味期限:発送日から1ヶ月程度
製造者:(株)EISENDO 瀬戸店
販売者:ヒトツチ
栄養成分表示(1袋あたり)推定値
エネルギー180kcal / 炭水化物22.5g / たんぱく質1.7g / 食塩相当量0.28g / 脂質8.9g
⚪︎開封後はお早めにお召し上がりください
⚪︎抹茶の米粉クッキーは、光に強く当たると色と風味が損なわれる可能性があります。